どうも、新明和 太郎です。
今回はNOC(Network Operations Center)についてお話したいと思います。
まず、NOCってなに? と言う人も多いと思いますが、
解りやすく言うと下の図の赤枠で囲まれた部分になります。
図の通りなのですが、社内ネットワークに構築されたBlackBerryサーバと
スマートフォンの通信間に用意されているBlackBerry社の施設となります。
世の中のMDMまたはEMMソリューションでは、このようにスマートフォンと社内インフラとの通信に
NOCを経由した通信を行うものと直接通信する物があります。
どちらが良いの?
と言う議論がされる時がありますが、私の見解は、「好みによる」となります。
(。・ ω<)ゞてへぺろ♡
まず、NOCを経由した通信のデメリットですが、
・通信速度が遅くなる。
ことですね。
ただし、通信速度に関してはメールの送受信では特に気になりません。
セキュアブラウザで社内のイントラサイトを見る時に、
やっぱり少し遅いかな~と感じますね。
※慣れればこんなもんかな?と言うレベルです。
そして、NOCを経由した通信のメリットですが、
・ファイア・ウォールにインバウンドポートを空ける必要がない。
・スマートフォンからの通信先が特定されない。
などがあります。
これかなり重要です!! \_(・ω・`)ココ重要!
まず、ファイアウォールにインバウンドポートを開ける必要が
ないと言う事は、外部から侵入する経路が無いと言うことになります。
((((ヽ(`0´)ノ))))バーリアッ
そして、スマートフォンからの通信先が特定されないと言うことも地味に重要です。
例えると、荷物を送る時に、
小包に相手先の住所や名前を書いて送るのと
最近話題の匿名配送サービスを使って送ることを考えれば
分かりやすいかもしれません。
普通に送った場合は、小包を見ただけで送り元と送り先に何らかの関係があることが解ります。
例えば送り先が重要人物だった場合、その中身に興味が出てきますよね?
(¬_¬)ジトー
しかし、常に匿名配送サービスを使って荷物を送っている場合、
そもそも送り先が解らないので中身が重要なものかどうかも分かりません。
ここで言う、送り元はスマートフォン、送り先は企業のメールサーバ等になるわけです。
当然、どのようなソリューションでも通信の中身は暗号化されているはずなので、
内容を見ることは出来ませんが、送り元の人物がどこの組織に所属しているかは
ある程度把握されてしまうと言うことになります。
なので、結論を申しますと、
セキュリティ第一!! (`・ω・´)ノ オーッ!!
と言う方は、NOC方式を
スピード第一!! おぉ(゜ロ゜屮)屮
と言う方は、NOCを使わないソリューションを
選べば良いのかなと思います。
ちなみに、BlackBerryの場合、NOCを使った通信方式が多いですが、
必要に応じてダイレクトコネクト構成で構築すればNOCを使わない通信も可能ですよw
キラッ ( = ̄+∇ ̄=)v
以上
■免責事項
当社は、細心の注意を払って当社ウェブサイトに情報を掲載しておりますが、この情報の正確性および完全性を保証するものではありません。
当社は予告なしに、当社ウェブサイトに掲載されている情報を変更することがあります。
当社およびその関連会社は、お客さまが当社ウェブサイトに含まれる情報もしくは内容をご利用されたことで
直接・間接的に生じた損失に関し一切責任を負うものではありません。