
こんにちは。新明和次郎です。
かなり久しぶりの投稿となりました。
iOS 12.2がリリースされました。
それに伴い、BlackBerryのMDM機能のセットアップ方法が変更になりましたので、ポイントを解説します。
※本変更はApple社の以下のリリースの方針により、iOSの仕様が変更されたものです。
他のMDM製品でも同様の変更が発生しています。
iOS 12 のプロファイルのインストールに関する変更に備える
https://support.apple.com/ja-jp/HT209435
【対象となるアクティベーション方法】
アクティベーションプロファイルの設定状況で判別ができます。
・MDMコントロール
(端末そのものの制御をしている場合です。例えば、カメラを使えなくする、App Storeを使えなくしていると該当します)
※ただし、DEPによる自動加入を設定されている場合は対象外です。
・ユーザプライバシーの一部機能をご利用の方
ユーザプライバシー(デバイスそのものの制御はせずにBlackBerryアプリのみを管理されている方、主にBYODで運用されています)については基本的には対象外です。
しかし、BlackBerry UEM 12.9以降のバージョンをお使いで、下の赤枠でかかった部分にチェックを入れていると一部MDM機能をご利用の状況になっており、対象となります。
【変更になった点】
今までは、UEM Clientをセットアップするときには、アプリに表示される指示に従っていれば、最後まで進めることができました。
しかし、今後はMDM構成プロファイルのダウンロード後にインストール操作が必要になります。
また、MDM構成プロファイルのインストール後に、UEM Clientに戻り、UEM Clientのアクティベーションを続行する必要があります。
つまり、利用者の方が操作する内容が増えます。
1.MDM構成プロファイルのインストール
今までは画面の後、自動的に構成プロファイルのインストール画面へと遷移していました。
iOS12.2からはプロファイルのダウンロードで止まります。
この後、利用者の方には、ホーム画面に戻り、[設定]-[プロファイル]-[UEM Profile]を開き、インストールの操作をしていただく必要があります。
2.UEM Clientへ戻る操作
今までは、MDM構成プロファイルのインストール後、自動的にSafariへ戻り、アクティベーション処理が続行していました。
しかし、iOS 12.2ではインストール完了後にホーム画面に戻り、UEM Clientを開く必要があります。
上記のようにアクティベーション完了までの操作が増えます。
最新版のiOSでキッティングされる場合は、構成プロファイルのインストールとUEM Clientに戻るに注意してやってみてくださいね。
以上


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