こんにちは。
新明和 花子です。
新明和 花子です。
今回は、前回の「企業でスマートフォンを導入するときの確認ポイント① ~要件・ネットワーク編」
に続き、企業の皆さん(特に情報システム部門の方)がお悩みであろう、
に続き、企業の皆さん(特に情報システム部門の方)がお悩みであろう、
「企業でスマートフォンを導入するときの確認ポイント② ~アプリケーション(MDM/EMM製品)編」
についてお話したいと思います。
についてお話したいと思います。
1.アプリケーションの種類
①オンラインで利用するWEBアプリ
②オフラインでも利用できるネイティブアプリ
そして、②については、さらに以下に分類されます。
・iOSまたはAndroidに、購入時よりインストールされているアプリを利用するもの
・EMM/MDMメーカー専用のアプリをインストールするもの
さて、それぞれの特長を見ていきましょう。
2.アプリケーションの特長
①オンラインで利用するWEBアプリこのアプリの特長は、『オンライン時のみ利用できる』ということにあります。
つまり、スマートフォン(デバイス)本体には、データは残りません。
アプリケーションにアクセスするたびに、通信が発生し、サーバにあるデータを参照しにいきます。
たいてい、アプリにログインする際に、「ID/PW」を入力しますが、
これにより、情報漏えいを防いでいます。
キャッシュが残るケースはあるものの、そもそもデータがスマートフォン本体には残らないため、
スマートフォンを万が一、分解されても、情報を取り出すことは不可能でしょう。
ただし『データがスマートフォン本体に残らない』ということで、安心感はあるかもしれませんが
一方で利便性はかなり落ちてしまいます。
電波の弱い地域や海外出張時など、使えないケースもあるかもしれません。
また、毎回、クルクルと接続状態になるので、スピード感がなく煩わしく感じる場合もあるでしょう。
②オフラインでも利用できるネイティブアプリ
これらのアプリの特長は、『オフラインでも利用できる』ということが最大の特長です。
つまり、スマートフォン(デバイス)本体に、データが保持されます。
よって、過去のメールや保存済のファイルなどは、オフライン状況下であっても、いつでも閲覧することが可能です。
そして、これらのアプリは、以下の2つに分類されます。
i.iOSまたはAndroidに購入時よりインストールされているアプリを利用するもの
たとえば、メールを例にすると、iOSやAndroidのスマートフォン購入時より、メールマークのアイコンが
スマートフォン画面に存在します。
このアイコンに、企業のデータを連携していくというものです。
最近のスマートフォンは、スマートフォン自体を暗号化する機能があるので、
これらを利用すれば安全といえるでしょう。
ただし、スマートフォンのロックを解除した時点で、この暗号化も解除されてしまうので、
公共wifiなどの利用時は注意が必要ですね・・・
BYODで利用する場合は、企業用メールと個人用メールが同じアプリに保存されるため、
メールの打ち間違いなども要注意です。
ⅱ.EMM/MDMメーカー専用のアプリをインストールするもの
このような製品の特長は、メールアプリや、ブラウザアプリなど、前述とは異なり、メーカー専用のアプリを
改めてスマートフォンにインストールする必要があります。
このメーカー専用アプリにのみ、企業データが保持されます。
また、メーカー専用アプリは、完全に暗号化されており、前述のように、スマートフォンのロックを解除したからといって
メーカー専用アプリの暗号化まで解除されることはありません。安心ですね(^^)
また、企業用領域/個人用領域 と、アプリで明確に分かれているので
利用者も迷うことがありません。BYODに向いているといえるのも、この理由からですね。
ちなみに、BlackBerryは「EMM/MDMメーカー専用のアプリをインストールするもの」に当たります。
いかがでしたでしょうか?
まずは、これらの特長を踏まえて、
どのアプリケーション群を採用するのが良いか、検討してみてくださいね!
もし、何かご質問等あれば、お気軽にお問い合わせください。
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