こんにちは。
新明和 次郎です。
今日はAndroidエンタープライズについて書きたいと思います。
AndroidエンタープライズはGoogle社が提供する企業向け端末管理プラットフォームです。
こういうと少し難しい感じがしますが、簡単に言うと、企業向けにAndroid端末をセキュアに利用し、管理者が運用しやすくする方法ということです。
新明和次郎が考えるAndroidエンタープライズのメリットは次の2つです。
◆◆ 2つのメリット(+おまけ) ◆◆
1.端末メーカー依存の解消
2.Googleアカウント取得の手間の解消
今回はこの2つについて解説したいと思います。
そして、おまけに、Androidエンタープライズを実現するために必要なものについても、記載しようと思います。
3.Androidエンタープライズに必要なもの
1.端末メーカー依存の解消
今までAndroid端末を管理された方、こんなことで困ったことはありませんか?
「導入したAndroid端末に、MDMで設定したいポリシー設定ができなかった・・・」
これはAndroid端末メーカーごとに端末を制御する仕組みが異なるために起こります。
そのためA社端末ではBluetoothの制限ができるけれど、B社端末ではできないということが起きていました。
しかし、Androidエンタープライズでは、OSレベルで制御できる項目が統一されています。
そのためどのメーカーの端末を買っても同じ制御が可能になりました。また、以前よりも細かく制御が可能になりました。
以下は、BlackBerry UEMの管理画面です。
今までは特定メーカー以外はこれくらいしか制御ができませんでした。
とっても少ないですね・・・一応制御はできますが、もっとAndroid端末に制限をかけたいという企業の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それが、Androidエンタープライズにするとこうなります!!
制御できる項目が増えました!
ここから先まだまだ設定できる項目があります。Wi-Fiの項目があったり、Bluetoothの項目があったりと細かいところまで制御ができるようになっていますね。
このようにメーカー問わず細かい制御ができるのがAndroidエンタープライズのメリットだと考えています。
2.Googleアカウント取得の手間の解消
スマートフォン端末を社員の方へ配布するとき、いちばん面倒な作業・・・といえばこれでしょう!!
「アプリのインストールが必要になったときにGoogleアカウントの取得で困っていませんか?」
AndroidエンタープライズではGoogleアカウントなしでアプリの配布が可能になります。
Androidエンタープライズを設定すると企業向けのGoogle Playが使えるようになります。
ここでアプリを購入すれば、端末に通常のGoogleアカウントが設定されていなくてもMDMからアプリの配布が可能になります。
端末の初期設定時にGoogle アカウントが聞かれますが、BlackBerry UEMではこんな風に入力すれば、GoogleアカウントなしでMDMの加入が可能になります。
個人個人のアカウントが不要なんて!!とっても便利ですね。
アカウントの管理をしなくても良い、ということも大きなメリットとなるでしょう!!
3.Androidエンタープライズに必要なもの
最後にAndroidエンタープライズに必要なものについてまとめます。
※他にもやり方はありますが今回は一番簡単なものでまとめています。
・Googleアカウント1つ
1企業あたり1つあれば構いません。新規で1つ作るのがおすすめです。
・Androidエンタープライズに対応するMDM製品
もちろんBlackBerry UEMも対応しています。
新規でAndroid端末を検討する場合はぜひAndroidエンタープライズを検討してみてください。
以上
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